里やま活動
ナラ枯れ対策
コナラの大木を一気に枯らしてしまうナラ枯れが、松戸でも広がっている。
原因は、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が樹幹に穿入し、メスが持ち込むナラ菌がまん延して樹木の通水機能が損なわれるためで、大量のカシナガに穿入されると、わずか数週間で枯れてしまう。
里山の景観が台無しになるばかりでなく、いつ倒れるかわからない枯死木はたいへん危険なため、①既穿入木や特に守るべき未穿入木にクビアカガードネットを巻き、カシナガの飛散や新たな穿入を防止、②穿入カシナガの駆除と倒木の危険防止のため、ナラ枯れによる枯死木は伐採・処分する方針で、里やまボランティアが活動する森だけで、100本を超えるカシナガ穿入木が見つかり対処を継続している。
チッパーで森を綺麗に!
森の手入れを行い古竹や剪定枝、枯木やナラ枯れ処理をすると、森のいたる所に古木の山ができ、何とか森を綺麗にしたいとの声が聞こえる。
2021年に公財)松戸みどりと花の基金がカルイの自走式チッパーを導入、育苗圃に保管、軽トラに積込み、里やまの森に出向き、午前中に粉砕作業を指導して ひと山ふた山の処理をしている。木質チップは ①森の園路や広場に撒く、②土と混ぜ 発酵によって肥料にしたり、③小山にしておくとカブトムシなどの幼虫が育って 生物多様性の楽しみができ、森が見違えるようにきれいに片付くメリットがあり 年間20回程度の出動を行なっている。終了後の機械の手入れや故障メンテナンスを実施していただき有難い支援です。
森の安全対策
松戸の里やま活動は比較的平坦な雑木林の樹林地の手入れをして貴重な自然環境を守っていき、次世代につなげる子どもたちや家族連れの皆さんにも気持ちよく自然体験をできるような場を提供し、自分たちも自然の恵みを享受して新鮮な空気を吸って癒しを楽しめるように森の整備を行なっている。
日常活動の中にもリスクが潜んでいるため、安全注意に心がけており、森の安全講座を定期的に開催し、道具の使い方やスズメバチ対策などに配慮をしているところです。
イベント履歴(2023年1月〜)
- 2/7日 コナラのナラ枯れ吊し切り研修会(アーボリスト)
- 3/26日 ちば里山アワード受賞記念講演会
- 4/29日 緑と花のフェスティバル2023
- 5/13~5/21日 第11回オープンフォレスト
- 6/16日 チェーンソー講習
- 6/28~7/7日 竹の切り出しと七夕まつり
- 7/9~ ぷらっと子どもの森(毎月開催)
- 8/22日 幸谷小学校放課後児童クラブ 竹ポックリ工作
- 10/14~11/18日 里やまボランティア入門講座第21期
- 11/5日 モリヒロフェスタ
- 11/8日 団体紹介(甚左衛門の森の会)
- 11/19日 第4回あそびの森in囲いやま
- 11/25 里やま一日体験講座